Friday, April 06, 2018 11:32 AM

シリアの米軍任務変更なし 統合参謀本部高官

 米統合参謀本部のマッケンジー中将は5日の記者会見で、過激派組織「イスラム国」(IS)を掃討するシリアでの米軍の任務は「何も変わらない」と述べた。シリアからの米軍撤収について、トランプ大統領から具体的な時期を指示されてはいないと説明した。

 トランプ氏はシリアから米軍を早期撤収させる意向を示していたが、国防総省などが反対。ホワイトハウスは4日、当面は米軍駐留を続ける方針を表明した。

 マッケンジー氏は、ISとの戦いは既に峠を越したとの認識を示し、シリアでの米軍任務を早期終了させるとのトランプ氏の意向との隔たりはないと話した。米軍撤収の「期限を設けない大統領の手法は効果的だ。(IS掃討を)前進させるのに役立つ」と指摘した。(共同)