Monday, April 09, 2018 12:15 PM

ハリルホジッチ監督解任 後任西野氏でW杯へ

 日本サッカー協会は9日、成績不振などを理由にバヒド・ハリルホジッチ日本代表監督(65)を解任し、後任に1996年アトランタ五輪で23歳以下の日本を率いた西野朗技術委員長(63)が就任したと発表した。ワールドカップ(W杯)ロシア大会の開幕が6月14日に迫る異例の時期に監督を代え、6度目の本大会に臨む。

 田嶋幸三会長は東京都内での記者会見で「選手とのコミュニケーション、信頼関係が多少薄れてきた。W杯で勝つ可能性を数パーセントでも上げたい」と交代の理由を説明した。後手に回った感もある解任劇で、協会内の強化部門トップに命運を託したことには「(開幕まで)2カ月であることを考え、内部で一番見てきた西野氏に決定した」と話した。

 西野新監督の契約期間はW杯ロシア大会までで、98年フランス大会、2010年南アフリカ大会を率いた岡田武史氏に次ぎ、本大会を指揮する2人目の日本人となる。スタッフの陣容を調整した上で12日の就任会見に臨む。日本協会を通じ「W杯に向け、サッカー界の力を結集していけるように、全身全霊で取り組んでいきます」とのコメントを発表した。(共同)