Monday, April 09, 2018 12:16 PM

塩素ガス攻撃か、21人死亡 米大統領、アサド氏批判

 シリア人権監視団(英国)は8日、シリア首都ダマスカス近郊の反体制派の主要拠点、東グータ地区ドゥーマに対する7日の空爆後、市民21人が窒息などの症状を示し死亡したと明らかにした。主に反体制派地域で救助活動を行うシリア民間防衛隊(ホワイトヘルメッツ)などは塩素ガス弾が使われた疑いがあり、49人が死亡したと発表した。

 トランプ大統領は8日、ツイッターで「愚かな化学(兵器)攻撃で女性や子どもを含む多数が死亡した」とシリアのアサド大統領を批判。「大きな代償を払うべきだ」と強調しており、シリアに対し強硬措置に踏み切る可能性もありそうだ。

 ロイター通信によると、マティス米国防長官は9日、アサド政権に対する軍事攻撃を排除しない考えを示した。(共同)