Wednesday, April 11, 2018 11:22 AM

特別検察官解任の権限主張〜トランプ氏、ロシア疑惑捜査攻撃

 ホワイトハウスのサンダース報道官は10日の記者会見で、トランプ大統領はロシア疑惑を捜査するモラー特別検察官を解任する権限があると「確信している」と述べた。捜査への危機感を強めるトランプ氏はモラー氏への攻撃を強めているが、解任すれば公正な捜査の妨害だと批判が集まるのは確実だ。

 政権はこれまでトランプ氏はモラー氏解任を考えておらず、議論もしていないと説明してきた。議会などでは解任を懸念する声が高まっている。

 連邦捜査局(FBI)は9日、トランプ氏の顧問弁護士マイケル・コーエン氏のニューヨークの事務所などを捜索。米メディアは10日、トランプ氏と不倫関係にあったと主張するポルノ女優ら女性2人に支払われた口止め料について調べるのが目的だったと伝えた。捜索はモラー氏の捜査と関連しているとされる。(共同)