Thursday, April 12, 2018 11:04 AM

首相「北朝鮮圧力緩めず」 自民、日米会談で要請

 自民党の対北朝鮮総合対策検討プロジェクトチーム(座長・岸田文雄政調会長)は12日、北朝鮮に対する国際社会の圧力を日米が主導して維持するよう求める要請書をまとめ、トランプ大統領と来週会談する安倍晋三首相に提出した。首相は「北朝鮮に具体的な変化がなければ決して圧力を緩めない。引き続きリーダーシップを発揮したい」と応じた。

 要請書は、北朝鮮側が利益を確保した後に合意が破棄されてきた交渉の歴史に触れ、首相からトランプ氏に注意を促す必要性を指摘。6月上旬までに開催が見込まれる米朝首脳会談でトランプ氏が日本人拉致被害者の帰国を要求するよう働き掛けを求めた。

 首相は12日夜の麻生派パーティーで「拉致問題が米朝首脳会談で解決に向かって前進するように全力を尽くす決意だ」と強調した。(共同)