Thursday, April 12, 2018 11:07 AM

米共和、中間選挙影響も 下院議長引退表明で

 ライアン米下院議長(48)が11日、来年1月の引退を表明した。下院共和党を率いるライアン氏のレームダック(死に体)化が進めば、党の資金集めにも影響する可能性がある。共和党は苦戦が見込まれる11月の中間選挙に向けて不安の種が増えそうだ。

 ライアン氏は記者会見で「私の去就が選挙の行方を左右することはないと思う」と述べ、懸念払拭を図った。米経済は好調だとし、共和党が下院で過半数を維持することへの自信を示した。

 2015年に下院議長に選出された際、自ら望んだわけではないとして就任に消極的だったライアン氏は、税制改革や米軍再建を業績に挙げ「下院議長になりたくはなかったが、全力を尽くした。悔いはない」と語った。(共同)