Thursday, April 12, 2018 11:10 AM
米「全ての選択肢検討」 軍事攻撃、最終決断せず
ホワイトハウスのサンダース報道官は11日の記者会見でシリアのアサド政権による化学兵器使用疑惑への対応について「全ての選択肢」を検討しており、シリアを軍事攻撃する「最終的な決断は行われていない」と説明した。ミサイル攻撃を含む強い対応も考慮。トランプ大統領が自ら設定した決断の時期が過ぎ、米国が実際に軍事行動に踏み切るか注目されている。
トランプ氏はロシアとシリアに化学兵器使用疑惑の責任があると考えているが、米政府として行動する時期は明示していないという。アサド政権の後ろ盾のロシアは、米軍が攻撃すれば反撃に出る構えを見せ、米ロの対立が激化している。
英首相報道官は11日、シリアへの対抗措置を検討する緊急閣議を12日に開くと明らかにした。フランスも近く対応を発表する方針だ。(共同)
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