Friday, April 13, 2018 11:18 AM

総人口1億2670万 22万7000減少、7年連続

 総務省が13日公表した2017年10月1日時点の人口推計によると、外国人を含む総人口は1億2670万6000人で、前年から22万7000人(0.18%)減った。マイナスは7年連続。65歳以上の高齢者は3515万2000人で全体の27.7%を占め、割合は過去最高を更新した。人口減少は40道府県に及び、増加は7都県。増加率は東京都の0.73%が最高で、東京一極集中が続いている。

 各業界で人手不足が深刻化する中、働き手の中核となる15〜64歳の「生産年齢人口」は7596万2000人。全体に占める割合は60.0%で、1950年の59.7%に次ぎ2番目の低さだった。75歳以上の割合は過去最高の13.8%、14歳以下は12.3%で過去最低。

 人口が増えた7都県は東京、埼玉、千葉、神奈川、愛知、福岡、沖縄で前年と同じだった。ただ出生数が死亡数を上回る「自然増」は沖縄だけで、他は人口流入による「社会増」が自然減を補った。東京と愛知は前年の自然増から自然減に転じた。(共同)