Friday, April 13, 2018 11:21 AM

非核化行動まで見返り拒否 北朝鮮で次期米国務長官

 次期米国務長官に指名されたポンペオ中央情報局(CIA)長官は12日、指名承認に向けた上院外交委員会の公聴会で、北朝鮮との過去の非核化交渉は米側が制裁緩和を急ぎすぎたために失敗したと述べ、将来予想される米朝交渉では北朝鮮が非核化に向けた行動を取るまで見返りを与えない考えを表明した。

 就任には上院の承認が必要で、4月下旬の採決が見込まれている。

 ポンペオ氏は、6月上旬までの開催が見込まれるトランプ大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の首脳会談で、核問題などを巡る包括合意を締結することは現実的ではないとして、首脳会談後の実務者協議が必要になると語った。(共同)