Friday, April 13, 2018 11:21 AM

TPP復帰検討を指示 トランプ氏、改めて関心

 トランプ大統領は12日、ホワイトハウスで開いた議員らとの会合で、環太平洋連携協定(TPP)への復帰に改めて関心を示し、具体的な条件の検討を始めるように同席した米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表らに指示した。ウォルターズ大統領副報道官が明らかにした。また、トランプ氏は12日、ツイッターで「日本は何年も貿易で米国に打撃を与えてきた」と批判した。

 TPPの扱いは17、18日の日米首脳会談で議論に上る見通し。安倍晋三首相は協定の意義を説く方針だが、トランプ氏は自国に有利な修正を復帰の前提としており、実現は見通せない。日本に農業などの市場開放を迫る可能性も高そうだ。

 トランプ氏は今年1月、TPP復帰を検討する意向を表明した。ただ、トランプ氏は12日「TPPが十分に良い内容になる場合に限って復帰する」とし、再交渉を条件にする考えを改めて示した。日本などは再交渉に強く反対している。(共同)