Tuesday, April 17, 2018 11:17 AM

南米と欧州で利害対立 サッカーW杯拡大で

 国際サッカー連盟(FIFA)は、ワールドカップ(W杯)の規模拡大を2026年大会から22年カタール大会に前倒しする案を検討し始めた。南米連盟の要望を受けてだが、即座に欧州各リーグが反対を表明。利害の対立から紛糾は必至だ。

 26年は既に48チームでの開催が決まっているが、22年は現行の32チーム参加で、開催期日も固まった。だがAP通信によると、12日にブエノスアイレスで開かれた南米連盟の総会で、パラグアイ出身のドミンゲス会長がFIFAのインファンティノ会長に22年からの拡大を要請した。

 パラグアイは今年のW杯ロシア大会出場を逃し、2大会連続で予選敗退となった。南米のW杯出場枠は、欧州の13に対し4.5と半分以下。ドミンゲス会長は「公平にしたい」と訴えたという。(共同)