Tuesday, April 17, 2018 11:18 AM

物件所有者が「自殺」 シェアハウス借金苦悩か

 シェアハウス「かぼちゃの馬車」を運営する不動産会社スマートデイズ(東京)が経営破綻した問題で、物件所有者側の弁護団が17日、所有者の中から死者が出たと明らかにした。死因は「遺族のこともあり詳細は言えないが、多額の借金に悩んだことによる自殺だ」と説明している。

 物件購入資金の大半を融資した地方銀行のスルガ銀行の関係者は、共同通信の取材に「亡くなった所有者がいることは聞いている」と回答。自殺かどうかは「保険による返済の手続きで把握したにすぎず、理由までは分からない」と指摘した。

 弁護団は17日、東京都内でスルガ銀と交渉し、融資契約の白紙撤回を改めて要請した。弁護団によるとスルガ銀は、元本減免などの対応は現時点では考えられないと答えたという。(共同)