Tuesday, April 17, 2018 11:20 AM
野党「戦闘」表記を追及 政府との議論平行線
参院外交防衛委員会は17日、小野寺五典防衛相が出席して開かれた。野党は16日公表の陸上自衛隊イラク派遣部隊の日報に、派遣先の南部サマワの治安情勢が「戦闘が拡大」と表記されていたことについて、陸自の活動が「非戦闘地域」に限るとされたこととの整合性を追及。小野寺氏は「自衛隊が活動した地域は、非戦闘地域の要件を満たしていると考えている」と改めて主張し、議論は平行線に終わった。
民進党の牧山弘恵氏への答弁。牧山氏は活動の再検証を求めたが、小野寺氏は「イラク復興支援特別措置法に基づいて行われている」と述べ、否定的な考えを示した。
「戦闘が拡大」との記述があったのは2006年1月22日の日報。小野寺氏は閣議後記者会見で、特措法で定義された戦闘は組織性や継続性で判断するとし「国または国に準ずる組織の意思で遂行されていると認められないものは戦闘行為に当たらないというのが、政府の解釈だ」と述べた。（共同）
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