Wednesday, April 18, 2018 12:10 PM

中国、台湾海峡で軍事演習 独立派と米国けん制

 台湾のメディアによると、中国軍は台湾海峡で18日、実弾射撃演習を実施した。台湾独立志向の民主進歩党(民進党)、蔡英文政権や、中国との貿易摩擦を意識し台湾との関係強化を図るトランプ政権をけん制する狙い。

 台湾の三立テレビなど複数の台湾メディアが、中国福建省泉州市で18日、演習の砲撃音が聞こえたと現場から報じた。

 民進党政権のナンバー2、頼清徳行政院長(首相)は「台湾独立」を公言し、米国では3月に台湾と閣僚らの相互訪問を促進する法律が成立。中国はこうした米国と台湾の動きに強く反発しており、国務院(政府)の台湾事務弁公室は演習の目的を「台湾独立の陰謀を失敗に終わらせる」ためだと明言している。(共同)