Wednesday, April 18, 2018 12:10 PM

スタバ8000店一時閉店へ 従業員17万人に人権教育

 コーヒーチェーン大手スターバックスは17日、米国にある8千を超える全直営店を5月29日午後に一時的に閉店にすると発表した。店舗で人種差別があったとして批判を浴びていることを受け、約17万5千人の従業員に対して一斉に人権教育を行う計画だ。イメージ悪化を防ぐ狙いがあるとみられる。

 発端は東部フィラデルフィアの店舗で12日に起きたトラブル。米メディアなどによると、黒人男性2人が注文しないままトイレを使おうとしたところ、顧客ではないとして従業員から店を出るよう求められた。2人が友人を待っているとして店内にとどまっていると、従業員が警察に通報。2人は逮捕された。

 この様子を撮影した動画がツイッターを通じて広がると、黒人差別だとの批判が噴出。この店で抗議運動が行われたほか、SNS上ではスターバックスに対するボイコット運動も起きている。(共同)