Friday, April 20, 2018 11:14 AM

連邦高裁、政権訴え認めず 不法移民対策巡り

 イリノイ州シカゴの連邦高裁は19日、トランプ政権が不法移民に寛容な政策を取る「聖域都市」に対し、取り締まり強化の方針に従わなければ補助金を止めるとした措置を巡り、一審で出た措置の一時差し止め命令を支持し、政権の訴えを退けた。

 AP通信によると、司法省は上訴する方針。カリフォルニア州などでも同様の裁判が続いている。

 司法省は昨年7月末、補助金交付の条件を、連邦政府の移民対策担当者が尋問のため地方の刑務所に自由に出入りできることなどとすると発表。リベラルな聖域都市として知られるシカゴやロサンゼルスなどが相次いで提訴し、シカゴの連邦地裁は昨年9月、措置の一時差し止め命令を出した。(共同)