Monday, April 23, 2018 10:39 AM
国会混迷、打開めど立たず 与党が26日衆参予算委打診
国会は23日、加計学園問題に関する柳瀬唯夫元首相秘書官の国会招致などを巡る与野党対立により不正常な状態が続いた。野党側は麻生太郎財務相の辞任を国会審議復帰への条件に挙げて徹底抗戦。与党は辞任拒否の姿勢を崩していない。25日に参院本会議で安倍晋三首相の訪米報告、26日に衆参両院での予算委員会集中審議の実施をそれぞれ打診し正常化を模索するが、打開のめどは立っていない。
首相は23日の自民党役員会で、国会審議が不正常となっている現状を踏まえ「丁寧に説明責任を果たす」と述べた。自民党の森山裕国対委員長は国会内で記者団に、26日に衆参両院の予算委での集中審議を開催したいとの意向を明らかにした。
与党側は衆院予算委筆頭理事を通じて野党側に26日の集中審議を打診したが、野党は「現時点で応じられない」と回答した。立憲民主党の辻元清美国対委員長は「閣僚のけじめなくして、国会論議なしだ」と記者団に述べ、麻生氏が辞任しない限り国会審議に応じない意向を重ねて強調した。(共同)
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