Monday, April 23, 2018 10:42 AM

イラン核合意「代替ない」 仏大統領、米に維持要求

 フランスのマクロン大統領は22日放送のFOXニュースとのインタビューで、トランプ大統領が見直しを求めるイラン核合意について「代替案はない」と述べ、イランの核開発再開を阻止するために米国は合意にとどまるべきだと主張した。

 マクロン氏は23日からの訪米でトランプ氏と会談。オバマ前政権時に米欧など6カ国とイランが結んだ核合意が主要議題となる見通しだ。トランプ氏は、イランの核開発制限の期間が限られ、弾道ミサイル開発を黙認していると合意を批判、修正できなければ、離脱する意向を示している。

 マクロン氏は、イランが弾道ミサイル開発などにより地域を不安定化させている状況に「満足していない」とする一方、核開発阻止には合意枠組みを維持することが必要だと強調した。「他に良い選択肢があるのか」とも問い掛け、核兵器保有を止められなかった「北朝鮮のような状況」を避けるべきだと話した。(共同)