Tuesday, April 24, 2018 10:33 AM
「鉄人」衣笠祥雄氏が死去 プロ野球で連続出場記録
プロ野球広島で中軸打者として活躍し、プロ野球記録の2215試合連続出場で「鉄人」と呼ばれて国民栄誉賞も受賞した衣笠祥雄(きぬがさ・さちお)氏が23日夜に上行結腸がんのため東京都内で死去した。71歳。京都府出身。関係者が24日、明らかにした。
京都・平安高(現龍谷大平安高)で1964年、捕手として甲子園大会に春夏連続出場。65年に広島に入団し、内野手に転向。75年に山本浩二氏とともに中軸を担ってセ・リーグ初優勝に貢献し「赤ヘル旋風」を巻き起こした。76年に盗塁王。84年に打点王で最優秀選手に選出され、日本一にも輝くなど広島の黄金期を支えた。プロ6年目の70年10月から連続試合出場を続け、87年6月にルー・ゲーリッグが持っていた当時の米大リーグ記録2130試合を上回った。同年に引退するまで、死球による骨折も乗り越えて2215試合連続出場。87年に王貞治氏に次いでプロ野球2人目の国民栄誉賞。96年に野球殿堂入りした。背番号「3」は広島の永久欠番。
通算成績は2677試合で歴代5位の2543安打、歴代7位の504本塁打、歴代11位の1448打点、打率2割7分。ベストナイン3度。オールスターゲーム選出13度。引退後は解説者として球界に携わった。(共同)
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