Tuesday, April 24, 2018 10:34 AM

国会、麻生氏進退で膠着 与党審議、野党は欠席

 国会は24日、加計、森友問題や財務事務次官のセクハラ疑惑といった一連の不祥事を受け、立憲民主党など野党が衆院本会議や厚生労働委員会を欠席するなど膠着状態が続いた。国会審議は進めるべきだとする与党と、麻生太郎財務相の引責辞任などの「けじめ」を求める野党が対立。野党側は新たな日程協議に応じていない。与党は25日に参院本会議などを開き、野党不在でも審議を進める方針だ。

 自民党の森山裕国対委員長は24日、立憲民主党の辻元清美国対委員長と国会内で会談し、26日に衆院予算委員会の集中審議を行いたいと提案。辻元氏は財務相辞任などの野党要求に回答がないとして拒否した。

 森山氏は会談後、野党欠席でも外交問題などに関する集中審議を行う方針を表明した。「財務相(の責任)問題はわれわれの権限外だ。日本を取り巻く国際課題は非常に多く、国会の議論は大事だ」と訴えた。26日には参院予算委でも集中審議を実施する方向だ。(共同)