Friday, April 27, 2018 10:49 AM

働き方法案、審議入り 残業規制が柱、高プロ焦点

 安倍晋三首相が今国会の最重要課題に位置付ける働き方改革関連法案は27日午後の衆院本会議で審議入りした。残業時間の上限規制が柱。本会議後の衆院厚生労働委員会でも趣旨説明が行われ、実質審議入りした。立憲民主党など主な野党は、前財務事務次官のセクハラ疑惑などを踏まえ麻生太郎財務相の辞任を求め国会審議を拒否しており、欠席した。
 「高度プロフェッショナル制度(高プロ)」創設が焦点で、反対する野党は徹底抗戦の構え。6月20日の会期末まで激しい攻防が予想される。
 首相は本会議で「1億総活躍社会を実現するための最大のチャレンジだ」と述べ、成立に全力を挙げる考えを示した。菅義偉官房長官は記者会見で「働く人の立場に立ち、多様な働き方を選択できる社会を実現させるためのものだ」と意義を強調した。(共同)