Friday, April 27, 2018 10:52 AM

米、2.3%成長に減速 1〜3月GDP、消費低迷

 米商務省が27日発表した1〜3月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)速報値は年率換算で前期比2.3%増だった。2.9%増だった2017年10〜12月期から経済成長のペースが減速した。景気を引っ張る個人消費が低迷した。2.0%程度だった市場予想は上回った。

 成長の減速は寒波も影響したとみられる。ただトランプ政権による巨額減税が景気を押し上げ、18年の成長率は年間で2%台後半になるとの予測が多い。米連邦準備制度理事会(FRB)は、景気拡大に合わせて金利を引き上げていく方針を維持する公算が大きい。

 GDPの約7割を占める個人消費は1.1%増で、13年4〜6月期(0.8%増)以来の低い伸びだった。消費の柱である自動車・部品販売が減少した。(共同)