Monday, April 30, 2018 9:53 AM
米携帯2社、合併合意 ソフトバンク、主導権渡す
ソフトバンクグループ傘下の米携帯電話4位のスプリントと、3位のTモバイルUSは29日、合併することで合意したと発表した。統合により契約者数は1億2000万人を超え、ベライゾン・コミュニケーションズ、AT&Tの上位2社に対抗する第3の勢力となる。事業基盤を拡大し、次世代通信網への投資に備える。来年半ばまでの完了を目指す。
ソフトバンクはこだわってきた経営の主導権をTモバイル親会社の欧州通信大手ドイツテレコムに渡す。スプリント単独での生き残りは難しいと判断したとみられる。グループとして携帯電話事業から、より幅広い先端分野へ取り組みの軸足を移す狙いもありそうだ。
ソフトバンクが2013年にスプリントを買収してから3度目の統合交渉で、ようやく決着。今後は、米規制当局から承認を得られるかが焦点となる。(共同)
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