Wednesday, May 02, 2018 11:35 AM

米朝会談「数日中に発表」 中朝外相、平壌で協議

 トランプ大統領は1日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との会談について「場所や日程が恐らく数日中に発表されると思う」と記者団に語った。史上初の米朝首脳会談は6月上旬までに開く方向で調整中。開催地を巡っては韓国と北朝鮮の軍事境界線がある板門店の非武装地帯(DMZ)が有力視されている。

 一方、中国の王毅国務委員兼外相は2日、北朝鮮を訪問し、平壌で李容浩外相と会談した。2日間の訪朝で金氏と面会する可能性もある。米朝首脳会談を前に北朝鮮と意思疎通を図り、後ろ盾として中国の存在感を発揮する狙いだ。

 会談には、中国側から朝鮮半島問題特別代表を兼務する孔鉉佑外務次官や李進軍駐朝大使ら、北朝鮮側から李吉聖外務次官らが出席した。王氏は滞在中、李外相らから4月27日の南北首脳会談の結果などを直接聞き取り、米朝会談に向け、双方の立場をすり合わせるとみられる。(共同)