Thursday, May 03, 2018 11:40 AM

若者救済措置撤廃求め提訴 テキサスなど7州

 テキサス州など計7州は1日、オバマ前政権が導入した不法移民の若者らの救済措置「DACA」について、トランプ政権を相手取って撤廃を求める訴訟をテキサス州の連邦地裁に起こした。米メディアが2日までに報じた。

 訴えたのは他にアラバマ、ルイジアナなど保守的な南部州とネブラスカ州。トランプ政権は昨年9月、DACA打ち切りを表明したが、サンフランシスコやワシントンの連邦地裁で差し止めを命じる判断などが相次ぎ、当面維持される状況となっている。

 トランプ大統領は2016年の大統領選でDACAを撤廃すると宣言。だが政権発足後、医療保険制度(オバマケア)見直しなどの議論に追われて後回しになり、テキサス州などが昨年6月、撤廃しなければ政権を訴えると圧力をかけていた。(共同)