Thursday, May 03, 2018 11:43 AM

改憲機運醸成へ協力要請 首相、日程には言及せず

 安倍晋三首相(自民党総裁)は3日、憲法改正を訴える東京都内での会合に寄せたビデオメッセージで、改憲機運の醸成に向けて協力を呼び掛けた。憲法9条に自衛隊を明記する必要性を重ねて強調し、自衛隊違憲論の払拭は「改憲の十分な理由になる」と主張した。具体的な改憲スケジュールには言及しなかった。

 昨年、同じ会合へのビデオメッセージで2020年の改正憲法施行を目指すなどと表明したことに触れ「この1年間で改憲の議論は大いに活性化し、具体化した。大変喜ばしい」と歓迎した。

 今後の取り組みについて「いよいよ私たちが改憲に取り組む時が来た。改憲を成し遂げるためには国民の理解、幅広い合意形成が必要だ」と力説した。(共同)