Monday, May 07, 2018 10:06 AM

緩急、配球、データを駆使 大谷はスタイルに変化

 過去4度の登板から明らかな変化があった。エンゼルスの大谷はマリナーズ打線を映像で分析し、前日までの反応を見たことで「カーブをしっかり使っていくというのはマウンドに行く前に決めていた」と言う。普段は1試合で数球しか投げない球種を一回だけで4球使うなど緩急をつけた。

 正捕手マルドナドが忌引で欠場し、公式戦で初めてリベラとバッテリーを組んだ。事前に綿密に配球を話し合い「全球種まんべんなく、それなりに使えていた」。的を絞らせず、6回まで無失点で相手エースのヘルナンデスに投げ勝ち、このカード勝ち越しに導いた。

 データに対する意識も変わった。「今まではあまり考えるタイプではなかった。自分がやってきたものを出せば負けない。そういう身体的な部分で勝負してきたところが多い」とのスタイルだったが「やっぱりそれだけでは補えない。活用しない手はない」と話すようになった。(共同)