Monday, May 07, 2018 10:09 AM

監視カメラに不正アクセス キヤノン製、60台以上被害

 インターネットに接続されたキヤノン製の監視カメラが、相次いで外部からの不正アクセス被害を受けていることが、情報セキュリティー専門家への取材などで7日、分かった。千葉県八千代市と埼玉県上尾市では、水路に設置した水位監視カメラが乗っ取られ、操作できなくなった。これまでに全国の60台以上のカメラが不正侵入されたとみられる。

 千葉県銚子市沖の洋上風力発電施設の状況を海岸から確認する東京電力のカメラが被害に遭ったことも判明した。多くのケースでは、画面にハッカーが書き込んだものとみられる「I’m Hacked.bye2」といった文字が表示されていた。

 なぜキヤノン製が狙われたのか不明だが、被害を受けた二つの市などでは初期パスワードのまま利用しており、セキュリティーの弱さを突かれた可能性がある。(共同)