Tuesday, June 21, 2016 11:20 AM

参院選22日公示 与野党、改選過半数争う

 第24回参院選は22日公示され、7月10日の投開票に向けた選挙戦が始まる。安倍晋三首相(自民党総裁)は与党で改選過半数の61議席獲得を目標に掲げ、民進、共産、社民、生活の野党4党は共闘して阻止を狙う。勝敗ラインを巡り激しい争いが展開される。経済政策アベノミクスの評価、集団的自衛権行使を可能にした安全保障関連法や憲法改正の是非、原発・エネルギー政策の在り方などが争点。第2次安倍内閣発足から約3年半の政権運営全般が問われる。

 民進、共産両党などは参院選後に首相が憲法改正に踏み出すと警戒している。自民、公明両党と、改憲に前向きなおおさか維新の会、日本のこころを大切にする党の非改選議席は計84。改憲の国会発議に必要な参院の3分の2(162議席)には、あと78議席で達する。無所属議員の協力があればハードルは下がる。

 野党4党は、勝敗を大きく左右する32の改選1人区で候補者を一本化し与党に対抗する。(共同)