Tuesday, May 08, 2018 11:03 AM

東ア連携交渉会合が閉幕 関税、投資など協議

 シンガポールで行われていた日本や中国、東南アジア諸国連合(ASEAN)など計16カ国が参加する東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の交渉会合が8日閉幕した。3月の閣僚会合での合意を踏まえ、関税や投資、知的財産権保護など隔たりがある分野について協議した。

 関税の撤廃や引き下げを巡り自国産業を保護したい中国やインドと、環太平洋連携協定(TPP)並みの高い水準の自由化を求める日本やオーストラリアなどとの間で溝が残っており、4月28日に始まった今回の交渉会合で妥協点を探った。

 参加国は、ASEAN発足50年に当たる昨年中の妥結を目指していたが、合意に至らなかった。(共同)