Tuesday, May 08, 2018 11:04 AM

新潟知事選、与野党対決に 野党統一の女性県議出馬へ

 新潟県の米山隆一前知事辞職に伴う知事選を巡り8日、同県の池田千賀子県議(57)が県庁で記者会見し、立候補を表明した。米山県政を支えた共産、社民、自由各党などが支援する無所属の野党統一候補となる見通し。自民、公明両党は海上保安庁の花角英世次長(59)を擁立する方針だ。東京電力柏崎刈羽原発の再稼働問題を争点に与野党対決の構図になるとみられる。

 池田氏は記者会見で、同原発の再稼働に慎重姿勢を取った米山氏の方針を評価。米山氏が着手した、再稼働の是非の判断に向けた県独自の安全性検証を「きちんと成し遂げる必要がある」とした。全国で原発数削減の必要性も主張した。

 池田氏は同原発が立地する新潟県柏崎市出身。柏崎市議を経て、2015年県議選で社民推薦を得て、柏崎市と刈羽郡からなる選挙区から初当選した。(共同)