Wednesday, May 09, 2018 11:03 AM

マレーシア、与党優勢 総選挙、野党と激戦

 マレーシア下院選(定数222、任期5年)が9日投開票された。世論調査などの結果、ナジブ首相(64)の与党連合が優勢と伝えられているが、マハティール元首相(92)率いる野党連合も支持を拡大し、激戦となった。同日深夜までに大勢が判明する見込み。

 当日投票できない公務員らを含めた有権者は約1500万人。投票率は午後3時(日本時間同4時)現在、約69%。一部の投票所では朝から順番待ちの列ができ、締め切りまでに投票できない人が出た。前回2013年選挙の投票率は過去最高の約85%だった。

 野党連合が勝利すれば、1957年の独立以来初の政権交代が実現し、かつて22年間に及ぶ長期政権を担ったマハティール氏が首相に返り咲くことになる。(共同)