Thursday, May 10, 2018 11:21 AM

新技術開発でリード狙う グーグル、大手と競争激化

 グーグルが、音声の人工知能(AI)「グーグルアシスタント」や、現実の光景に架空の物体を重ねて映し出す「拡張現実(AR)」といった新技術でリードしようと開発を積極的に進めている。アマゾン・コムなどのIT大手との競争が一段と激化しそうだ。

 「素晴らしい進歩だ」。グーグル幹部は8日の開発者会議の基調講演で、スピーカーやスマートフォン、家電などのグーグルの音声AI端末が5億を超えたと胸を張った。AIスピーカーはアマゾンが2015年に本格発売して先行し、グーグルも後を追った。両社ともスピーカー以外にもAI端末の機種を増やし、お互いの陣営拡大を争っている。

 グーグルの音声AIは、自社サービスとの連携が強みだ。スマホの地図アプリ「グーグルマップ」のナビ機能が今夏、音声AIに対応し、自動車の運転中に声で音楽再生などの操作ができるようになると発表した。(共同)