Thursday, May 10, 2018 11:22 AM

太陽光パネル設置義務付け カリフォルニア州の新築、20年から

 カリフォルニア州は9日、2020年から、州内の新築一戸建て住宅に太陽光パネル設置を義務付けることを決めた。再生可能エネルギー利用の取り組みは全米で進んでいるが、米メディアによると、設置義務付けは初めて。

 大気汚染が深刻化するカリフォルニア州は、独自の環境政策を推進している。オバマ前政権が定めた自動車の燃費規制強化を見直す方針を決めるなど規制緩和を進めるトランプ政権に対しては、見直しを求めて提訴した。太陽光パネルの設置義務付けも、政権と一線を画して環境に配慮する姿勢を鮮明にした。

 州当局はパネル設置で住宅建築費が高騰するものの、長期的には光熱費が安くなり、家庭からの温室効果ガスの排出量も抑えることができると説明している。(共同)