Friday, May 11, 2018 10:50 AM

「マケイン氏どうせ死ぬ」 トランプ氏側近が失言

 トランプ大統領が指名した中央情報局(CIA)次期長官候補に、昨年脳腫瘍の治療を受けた与党共和党重鎮マケイン上院議員(81)が反発していることを巡り、トランプ氏の側近がホワイトハウス内の会合で「どうせ死ぬんだからどうでもいい」と失言していたことが明らかになった。米メディアが10日伝えた。

 問題発言をしたのはトランプ氏の広報部門幹部のケリー・サドラー氏。政権高官は「冗談のつもりだったが、受けなかった」と釈明した。マケイン氏の家族らの反発を受け、サドラー氏は家族側に電話で謝罪した。

 トランプ氏が長官に指名したハスペル長官代行は、2001年の米中枢同時テロ後にCIAが実施してきたテロ容疑者の拷問に関わっていた可能性が指摘されており、ベトナム戦争で捕虜となり拷問を受けた経験のあるマケイン氏が懸念を表明している。(共同)