Friday, May 11, 2018 10:52 AM

「はめられた可能性」 麻生氏答弁、その後撤回

 麻生太郎財務相は11日午前の衆院財務金融委員会で、福田淳一前財務事務次官がセクハラ問題で辞任したことを巡り、女性記者にはめられたとの見方があると言及し「そういう可能性は否定はできない」と述べた。

 午後の審議で野党から追及され撤回。「『セクハラ罪』という罪はない」と繰り返し、強い批判を浴びた発言についても「不用意な話で、セクハラを妙に軽んじていると指摘を受けた。以後注意したい」と述べ、不適切だったとの認識を示した。

 安倍晋三首相は11日のフジテレビ番組で「セクハラはあってはならない。言葉には慎重でなければならない」と言及。菅義偉官房長官が麻生氏の発言には「いろいろ問題があった」と指摘したほか、与野党からも批判が上がった。(共同)