Friday, May 11, 2018 10:53 AM
対ロシア制裁、宇宙基地に影 一部ロケット使えず?
米航空宇宙局(NASA)の監察官室は10日までに、国際宇宙ステーションへの物資輸送を担う民間ロケットのうち、ロシア製エンジンを使う米宇宙ベンチャー「オービタルATK」のアンタレスロケットが2021年以降、対ロシア制裁で利用できなくなる恐れがあると警告する報告書をまとめた。
NASAはスペースシャトルの退役後、同社と「スペースX」の2社に物資輸送を委託。19年からは新たに1社が輸送に加わる予定だが、それでも補給に支障を来しかねないと監察官室は懸念を表明した。
報告書によると、米国で17年に成立した対ロシア制裁強化法に基づき、エンジンを製造するロシア企業エネルゴマシとの取引が将来的に規制される可能性がある。20年末まではこの取引を規制対象から除外しているが、それ以降は不透明だ。(共同)
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