Friday, May 11, 2018 10:55 AM

米国土安保長官、辞意か トランプ氏が閣議で非難

 ニューヨーク・タイムズは10日、ニールセン米国土安全保障長官がトランプ大統領に閣議で非難され、辞意を周囲に漏らしたと伝えた。高官の辞任や解任が相次いでいるが、テロ対策や国境警備を統括する重要閣僚が辞任すれば、政権運営の不安定さが一段と際立ちそうだ。

 閣僚ではこのほか、プルイット環境保護局長官に公費の無駄遣いなどの問題が浮上。ホワイトハウスは10日、プルイット氏が問題について説明することを期待する立場を示した。

 報道によると、トランプ氏は9日、ホワイトハウスで開いた閣議で、メキシコ国境を念頭に不法移民対策が不十分で「国境は穴だらけだ」などとニールセン氏を閣僚らの目の前で叱責。ニールセン氏は閣議後、自身は職にとどまるべきではないと周囲に語り、辞表を準備した。提出はまだしていないという。(共同)