Monday, May 14, 2018 10:41 AM

マレーシア法務長官を更迭 マハティール首相

 マレーシアのマハティール首相は14日、クアラルンプール近郊で記者会見し、アパンディ法務長官を事実上、更迭したと明らかにした。アパンディ氏はナジブ前首相の汚職疑惑を巡って2016年に「犯罪行為は全くなかった」として捜査を終結させていた。マハティール氏はこれまでアパンディ氏への不信感をあらわにしていた。

 マハティール氏は12日に自ら指示したナジブ夫妻の出国禁止の措置に加え、複数の人物が「違法行為に関与した疑い」で出国禁止対象となっていることも明らかにした。

 ナジブ氏の汚職疑惑は15年に浮上。13年の下院選前に政府系ファンド「1MDB」から英領バージン諸島の企業を経由して約7億ドル(約767億円)がナジブ氏の口座に流れていたと、米紙が報じた。(共同)