Monday, May 14, 2018 10:41 AM

中国副首相、15日から訪米 通商協議2回目、難航も

 中国外務省は14日、劉鶴副首相らが15日から19日の日程で米国を訪問し、ムニューシン財務長官らと通商問題について協議すると発表した。両国の貿易摩擦が激化して以降では、今月3、4日の北京での協議に続いて2回目の公式交渉となる。貿易不均衡の解消策や、ハイテク産業への政府支援を巡る両国の主張の隔たりは大きく、交渉は難航が予想される。

 米国は中国の通信機器大手、中興通訊(ZTE)が北朝鮮やイランに対する輸出規制に違反したとして、米製品のZTEへの輸出を禁止する措置を取った。

 しかしトランプ大統領は13日になってZTEへの制裁緩和を検討していることを示唆。ツイッターに「ZTEがビジネスに速やかに戻れるよう、中国の習近平国家主席と共に取り組んでいる」と投稿し、ZTEの経営への打撃を緩和する方策の検討を商務省に指示したことを明らかにした。(共同)