Monday, May 14, 2018 10:42 AM

FFG総資産、地銀首位に 18年3月、初の20兆円突破

 ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)が14日発表した2018年3月期連結決算によると、3月末の総資産は17年3月末と比べ2兆円増の20兆1千億円となり、地方銀行・グループとして20兆円の大台を初めて突破した。総資産は経営規模を示す指標で、期末として初の地銀首位となった。融資先企業の業績が好調で、手元資金が増えたことなどが要因。

 FFGは福岡銀行(福岡市)、親和銀行(長崎県佐世保市)、熊本銀行(熊本市)を傘下に置く。横浜銀行(横浜市)と東日本銀行(東京)を中核とするコンコルディア・フィナンシャルグループが18兆6000億円で続き、今回順位が逆転した。

 柴戸隆成社長は福岡市で開いた記者会見で「中身が伴わないといけない。努力する」と収益力向上への決意を示した。(共同)