Monday, May 14, 2018 10:43 AM

トルコ、ヨルダンが米非難 アラブ連盟16日に臨時会議

 トランプ政権が在イスラエルの大使館をエルサレムに移転したことを巡り、中東のイスラム圏では14日、トルコやヨルダンなどが非難声明を出した。アラブ連盟(21カ国と1機構)は臨時の代表者会議を16日に開催し、対応を協議することを決めた。

 トルコのエルドアン大統領は14日、ロンドン市内で講演し「米国は中東和平の解決に当たるのではなく、解決を困難にする役割を選んだ。中東和平を仲介する役割を失った」と指摘した。ヨルダン政府も声明で「国連憲章に明確に違反する」と批判した。

 一方、イスラム教スンニ派の盟主サウジアラビアは反応を出していない。対米関係などを考慮している可能性がある。(共同)