Tuesday, May 15, 2018 11:39 AM

北朝鮮核兵器の米国搬出案 ボルトン氏、テネシー州に

 ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は13日のABCテレビのインタビューで、非核化実現のため北朝鮮が保有する核兵器の搬出先としてテネシー州オークリッジを例示した。米政権ができる限り早期に核放棄させることに重点を置いているとも強調した。

 オークリッジには、大量破壊兵器の廃棄に応じたリビアが核兵器開発用に保有していた遠心分離機などの部品を保管する米エネルギー省管轄の施設がある。ボルトン氏は具体的な施設名を挙げていないが、有力な搬出先候補として検討しているとみられる。

 ボルトン氏は、非核化の過程で国際原子力機関(IAEA)に一定の役割はあるが、核兵器解体はIAEAの権限の範囲外になるため、米国が関係国の協力を得ながら実施することになると述べた。(共同)