Tuesday, May 15, 2018 11:40 AM

米アマゾンに新税導入へ シアトル、住宅高騰対策

 インターネット通販大手アマゾン・コムが本社を置くワシントン州シアトル市の議会は14日、市内の大企業を対象に新税を課すと全会一致で決めた。住宅価格の高騰でホームレスが問題となっており、割安な住宅建設などに充てる。米メディアが伝えた。

 新税は2019年に導入される。年間で従業員1人当たり275ドル(約3万円)で、4800万ドル程度の税収を見込んでいる。約600社が対象。シアトルに本社を置く米コーヒーチェーン大手スターバックスも含まれるという。

 シアトルで従業員4万5000人以上を抱えるアマゾンの納税額は1000万ドルを超え、負担が最大となる見込み。同社は声明で「雇用に対する課税に失望している。議会の敵対的な姿勢を懸念し、シアトルで成長を続けられるか疑問を持たざるを得ない」と反発した。(共同)