Wednesday, May 16, 2018 12:04 PM

日本、ロシアと開幕戦へ ルーマニア出場取り消し

 ラグビーの国際統括団体、ワールドラグビー(WR)は15日、2019年ワールドカップ(W杯)日本大会の欧州予選で代表資格のない選手が出場していた問題で、9月20日の開幕戦で日本と対戦する予定だった欧州代表のルーマニアの出場権を取り消し、ロシアが繰り上がると発表した。14日間の異議申し立て期間が設けられ、ロイター通信によると、ルーマニア協会は申し立てをする意向。

 欧州予選を兼ねた17、18年の欧州選手権では、出場チームに当該国の代表資格を持たない選手が含まれていた疑惑などが浮上し、WRが調査する委員会を設置。ルーマニア、スペイン、ベルギーが規定に違反したと判断し、罰則として勝ち点を減らした結果、予選3位だったロシアが出場権を得た。WRと日本大会組織委員会はルーマニアを含むチケットについて、希望すれば払い戻しに応じる方針。組織委の嶋津昭事務総長は「今回の決定により、チケットを購入していただいた皆さまが混乱することのないよう万全の対応をしていく」とコメントした。

 世界ランキング19位のロシアは11年大会以来、2大会ぶり2度目の出場。同11位の日本を率いるジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチは16日、変更が確定していないため詳細は語らなかったが、「チームに影響はない」と述べた。(共同)