Wednesday, May 16, 2018 12:10 PM

欧州4カ国の大使呼び戻し パレスチナ

 パレスチナ自治政府の外務省は16日、ルーマニア、チェコ、ハンガリー、オーストリアの欧州4カ国に駐在する大使を呼び戻したことを明らかにした。13日にイスラエル外務省で開かれた在イスラエル米大使館のエルサレム移転を前にした式典に、この4カ国の駐イスラエル大使が出席したことへの対応を協議するためとしている。パレスチナ通信が伝えた。

 外務省は声明で、この式典への出席は「国際法や国連決議に反する」と主張した。

 トランプ政権は14日、大使館をエルサレムに移転した。パレスチナは東エルサレムを将来の独立国家の首都と位置付けており、猛反発。自治政府のアッバス議長は15日、トランプ政権に抗議するため、ゾムロット駐米代表を呼び戻した。(共同)