Friday, May 18, 2018 10:55 AM

トランプ氏、独を名指し批判 NATO防衛費負担で不満

 トランプ大統領は17日、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長とホワイトハウスで会談し、NATO加盟国の防衛費支出について協議した。トランプ氏は多くの加盟国の支出が不十分だと不満を示し、ドイツを名指しして「行うべき貢献をしていない」と批判した。

 トランプ氏は加盟国の防衛費支出を国内総生産(GDP)比で2%以上にするNATOの目標について、加盟29カ国のうちドイツなど20カ国が達成していないと指摘。ドイツは加盟国の負担増に向けて「指導力を発揮すべきだ」と述べた。

 2%の目標についても「とても低い。4%にすべきだ」と主張。防衛費支出の問題にストルテンベルグ氏が取り組んでいることに謝意を表明しながら、依然として米国に負担が偏っており「まだやるべきことは多い」と強調した。(共同)