Monday, May 21, 2018 10:34 AM

ハワイ島噴火で初の重傷者 海から有毒ガスも

 ハワイ州ハワイ島のキラウエア火山の噴火活動は21日も続いた。溶岩流の噴出地域が広がっており、20日には3日の噴火から初めて住民1人が重傷を負った。当局によると、自宅バルコニーで溶岩のしぶきが足にかかったという。

 キラウエア火山は世界最大級の活火山。噴火口以外にも山腹や道路などにできた20カ所以上の亀裂から溶岩流が噴出。溶岩流は海に流れ込み、海水と化学反応を起こして有毒ガスが含まれた水蒸気が発生した。地元当局は肺障害などを引き起こす恐れがあるとして住民らに注意を呼び掛けた。

 AP通信によると、沿岸警備隊も船舶に対し、周辺海域への接近を制限する措置を取った。(共同)