Monday, May 21, 2018 10:36 AM

カジノ法案きょう審議入り 主要野党反対、中止要求

 衆院議院運営委員会の古屋圭司委員長(自民党)は21日の理事会で、22日に衆院本会議を開き、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)整備法案を審議入りさせる日程を職権で決めた。審議入りに反対する立憲民主党などの主要野党は、加計学園問題で愛媛県が新たな文書を国会に提出したことを受け、改めて中止を要求した。与党は拒否した。

 与党は6月20日の会期末をにらみ、6月1日にも衆院を通過させる段取りを描いている。今月7日の国民民主党発足に伴い、同法案を所管する参院内閣委員会の委員長は野党から自民に移っており、与党が主導する有利な運びとなる見通しだ。

 立民の辻元清美国対委員長が自民の森山裕国対委員長と会談し「(疑惑で)白黒がついていない安倍晋三首相が新しい法案を提案するのはやめた方がいい」と求めた。(共同)