Tuesday, May 22, 2018 11:44 AM

与党、週内衆院通過狙う 働き方23日の採決を提案

 政府が今国会の最重要課題と位置付ける働き方改革関連法案について、与党は22日の衆院厚生労働委員会理事会で、安倍晋三首相出席の質疑を23日に行った上で採決する日程を野党に提案した。野党は首相出席での質疑には応じたが、採決は合意しなかった。与党は週内の衆院通過を狙う。

 自民党や日本維新の会などは高収入の一部専門職を労働時間規制から外す「高度プロフェッショナル制度(高プロ)」を適用された人が後に同意を撤回できる規定などを盛り込んだ修正法案を23日午前にも国会に提出。午後の衆院厚労委で採決する姿勢を見せた。

 立憲民主党など主な野党は徹底抗戦の方針。高鳥修一厚労委員長(自民党)の解任決議案が提出されれば採決は25日にずれ込む見通しだ。野党筆頭理事の西村智奈美氏(立民)は審議が不十分として「採決には応じられない」と記者団に語った。(共同)